【徹底比較】リブレハンドルノブ「フィーノ&フィーノプラス」インプレ(違いは?)

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この記事を読むとこんな悩みが解決します
  • LIVRE(リブレ)ハンドルノブFino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)とは?
  • Fino(フィーノ)とFino+(フィーノプラス)の違い/使い分けを知りたい
  • インプレを知りたい

リールのハンドルノブをカスタムしようとしても、種類がたくさんありすぎて、どれにしようか迷いますよね。

よく調べずに購入すると、イメージ違いに後悔したり、用途が合わずに釣果を下げてしまうこともあります。

今回は、そんな失敗を避けるためにも、「カスタムパーツに大金を注ぎ込んだリールカスタムマニア」の筆者が厳選した「LIVRE(リブレ)のFino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」を紹介します。

LIVRE(リブレ)「Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」は、こんな方におすすめです。

  • ハンドルノブ選びは軽さと感度を重視したい
  • メタリックなデザインが好き
  • 高価でも質の高いタックルを求める

この記事では、次の内容をお届けします。

ハンドルノブは「リールとあなたを繋ぐ一番の接点」です。

LIVRE(リブレ)「Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」を使うことで、釣りの快適性、さらには釣果アップに繋がって、皆さんの釣りライフがより豊かなものになります。

ぜひ最後までお読みください。

目次

基本情報

高級感のあるパッケージ

まずはLIVRE(リブレ)と同社のハンドルノブについて基本情報をおさらいします。

LIVRE(リブレ)とは?(有)メガテックのカスタムパーツブランド

LIVRE(リブレ)は、三重県亀山市に拠点を構える「有限会社メガテック」が2009年に立ち上げた、カスタムパーツのブランドです。

代表作は今回紹介するハンドルノブ「Fino」のほかにベイトリール用ハンドルの「CRANK」などが挙げられます。

製造工程の90%以上を自社の工場(その他も国内)でまかなう「メイドインジャパン」ブランドです。

商品情報(LIVRE(リブレ)のハンドルノブについて)

現在LIVRE(リブレ)で販売されているハンドルノブの一覧です。

スクロールできます
商品名形状重量価格(税抜)
Fino(フィーノ)I(平)型8.2g4,000円~
Fino+(フィーノプラス)I(平)型11.9g4,200円~
f(フォルテ)円筒型11.3g3,762円~
ff(フォルテッシモ)円筒+五角形型15.5g4,714円~
Magia(マージア)円筒型10.8g3,333円~
EP(イーピー)ラウンド型14.5g7,000円~
PT(ピーティー)ラウンド(五角形)型14.2g7,000円~
TB(ティービー)T型35.4g12,000円~

バスフィッシングですと、上表のFino(フィーノ)~Magia(マージア)までの使い分けをおすすめします。

あわせておすすめの使い分けも紹介しておきます。

LIVRE(リブレ)ハンドルノブ使い分け
  • ライト/フィネス Magia(マージア)、Fino(フィーノ)
  • バーサタイル Fino(フィーノ)、f(フォルテ)
  • パワー/ストロング Fino+(フィーノプラス)、ff(フォルテッシモ)

チタンハンドルノブの特徴5選

  • 軽くて感度が良い
  • 強度が高い、耐食性がある(錆びにくい)
  • 独特のメタリックな質感、見た目
  • (意外?)冬でも冷たくない
  • 他素材に比べて高価

チタンはメタリックな見た目から勘違いされることも多いですが、実は熱伝導率が低いため、冬に触っても冷たくありません。

LIVRE(リブレ)「Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」の違いと使い分け

左から順にシマノ純正(19ヴァンキッシュ/20メタニウム)、Fino、Fino+

ここでは、LIVRE(リブレ)「Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」の違いと使い分けについて紹介します。

仕様の比較について

まずは両製品の仕様を比較します。

比較項目FinoFino+
全長36mm43mm
21.3mm26.5mm
重量8.2g11.9g
展開色標準6色標準6色
価格(税抜)4,000円※4,200円※
※ファイヤー&レッド、ブラウン(IP)&チタンは450~550円アップになります。

両製品の仕様を比較すると、形状では、全長7mm、幅5.2mm、重量では、3.7gの差があるので、Fino(フィーノ)に比べて、Fino+(フィーノプラス)は二回り大きいことがわかります。

価格差が大きければ多少の妥協もあるかもしれませんが、200円しか変わらないので、きちんと用途に合うものを選びたいですね。

おすすめの使い分け(選び方)について

使い分け(選び方)としては、ノブの大きさが鍵になりますので、それを踏まえて整理します。

スクロールできます
FinoFino+
扱い方2本指で軽く握る
(人差し指/親指)
→繊細に巻く
3本指でしっかり握る
(人差し指、中指、親指)
→パワフルに巻く
釣りのスタイルライト/フィネス~バーサタイルパワー/ストロング
リール・スピニングリール~2500番
・ベイトフィネスリール
・スピニングリール(パワーフィネス)2500番~
・ベイトリール
リールの番手はシマノ基準です。

ベイトフィネス機以外のベイトリールでも軽量級~中量級(7~10g)のルアーを中心に取り扱うのであれば、Finoをおすすめします。

LIVRE(リブレ)「Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」の「魅力3選」(インプレ)

装着例:20メタニウム(Fino+)

ここでは、LIVRE(リブレ)「Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」の3つの魅力を紹介します。

①チタンノブでは希少なI型ノブ(平ノブ)

多くのリールの純正に採用されているI型ノブ(平ノブ)ですが、この形状が採用されているカスタムノブは実はとても少ないです。

I型ノブ(平ノブ)の特徴である「汎用性の高さ」は、「用途特化」なカスタムパーツと考え方が相反するからでしょうか。

更に「I型ノブ(平ノブ)かつチタン素材」となると、筆者の知る限りFino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)の他に選択肢がありません。

この組み合わせを探している方は、Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)を選んでおけば間違いナシです。

ライバル候補から外しましたが、Fino(フィーノ)のインスパイア?オマージュ?なGOMEXUS(ゴメクサス)の「銀河ノブ」もチタン素材のI型ノブ(平ノブ)ではあります。

②LIVRE(リブレ)ノブでは感度No.1

Fino(フィーノ)はLIVRE(リブレ)ハンドルノブのなかでも感度No.1のモデルです。

ライバルとなる軽量ノブのMagia(マージア)やf(フォルテ)も使用したことがありますが、同じ中空薄肉構造とは言え、形状の違いか、これらと比べたときに感度面ではFino(フィーノ)に優位性があるように感じました。

同じ形状のFino+(フィーノプラス)は、そのサイズゆえにFino(フィーノ)にはやや劣るものの、これはそもそも感度に優れたLIVRE(リブレ)ハンドルノブ内の比較ですので、Fino(フィーノ)シリーズの感度の良さは他メーカーのハンドルノブと比較すると郡を抜いています。

③高い加工精度による製品の品質(ガタつき極少)

Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)に限ったものではありませんが、LIVRE(リブレ)のハンドルノブはガタが非常に少ないです。

他社製品ですと、ポン付け(加工/調整せずそのまま取り付けること)では、ガタつきがあるため、ワッシャー等で調整することは当たり前ですし、どれだけ調整しても、完全にガタが消えないこともあります。

小さなガタは釣りの最中の「感度や集中力」に響きますが、これがないLIVRE(リブレ)のハンドルノブは感度や集中力の向上に繋がり、より多くの魚に出会えることに貢献してくれます。

加工精度の高さによる抵抗の少なさから、Fino(フィーノ)やFino+(フィーノプラス)は触ってないのに、リールを傾けただけでノブが回転するほどです。

他社製品と比較するとノブのガタ等が非常に少ないのですが、何が違うのでしょうか?

アルマイト処理後に1個1個専用工具で内径加工することにより、アルマイト皮膜による内径寸法誤差をなくし、加工精度も上げて上下方向のガタをt0.05mmのワッシャーで調整し、0.05mm以下になるようにしています。ノブの感度を上げるために必要不可欠な要素です。

https://www.livre-megatech.com/qa/index.html#q2

LIVRE(リブレ)「Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」の気になるところ

装着例:19ヴァンキッシュ(Fino)

良いところだけ紹介するのではなく、気になるところもきちんと紹介します。

①価格の高さ

ひとつ4,000円超ということで、ベイトリールの場合は×2で8,000円超えの価格となり、正直高価です。

ただし、個人的には、こだわり抜かれたハイエンドの商品としての価値は十分にあると考えています。

また純正ノブの使用による品質低下(べたつき等)を考えると、長期間に渡って高い品質を保てるFino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)はコスパが良いとも言えます。

ノブのチタンは、すごく高価なイメ-ジがありますが?

チタンの価格は、ステンレスの約8倍と大変高価です。しかし当社では、オートバイのマフラー製作の豊富な経験を用いて、板の形状からプレス、ロール、溶接、成形やレーザーマーキング工程の前までを一貫して生産している為、大幅なコストダウンに成功しています。

https://www.livre-megatech.com/qa/index.html

②他素材/他LIVRE(リブレ)ノブより小キズが目立つ

手持ちのFino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)がブラックということもありますが、使用に応じたレベルでは、極細かい小キズは入ります。

Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)はLIVRE(リブレ)のハンドルノブのなかでも平面が広い形状ですので、キズの入りやすさは他と変わらないものの、目立ちやすさは他よりあります。

ただし、定番のチタンカラーは色の薄さゆえに目立ちにくいです。

③メタリックな見た目は好き嫌いが分かれる

チタン独特のメタリックな見た目は、ドンズバで刺さる人もいれば、受け入れられない人もいると思います。

このあたりは好き嫌いが分かれるところですが、実は私も以前はあまり好みではありませんでした。

しかしながら、試しに買って使ってみたところ、「チタンって案外ロッド/リールとの馴染みがいいんだな」という思いを抱いて、以後、別の商品も追加購入するに至りました。

LIVRE(リブレ)「Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」は定番商品ゆえにリセールバリューも高いので、食わず嫌いの方はダメなら売りに出す前提で、一度試してみるのもありかもしれません。

取り付け/交換方法と適合機種について

装着例:19ヴァンキッシュ(Fino+)

ここでは、LIVRE(リブレ)「Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」の取り付け/交換方法と適合機種を紹介します。

取り付け/交換方法3ステップ

  1. 純正ノブを取り外す
  2. 交換するノブをはめる
  3. 内部ネジとネジ式ノブキャップで固定する

取り付け方法については、3ステップで簡単な作業になりますが、動画のほうがイメージしやすいため、公式のYouTubeを紹介しておきます。

アドバイス

STEP3の「ノブキャップの固定(締め込み)」については、動画内では1円玉で対応していますが、マイナスドライバーで対応する場合は、薄い布などで先端を保護するとノブキャップのキズを防止できます。

LIVRE MEGA 【簡単装着】LIVREカスタムノブ装着方法。。。シマノ編

適合機種について

LIVRE(リブレ)公式サイトには適合表(製品適合検索システム)が用意されていますので、活用してください。

取扱店について

LIVRE(リブレ)「Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」を買うなら、圧倒的品揃えのリールチューニング専門店「HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)」をおすすめします。

「HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)」ならハンドルセットのイージーカスタム(ハンドルノブやパーツカラーを自由に選べる)も注文できます。

↓ベイトリールにおすすめの2個入りセット

↓スピニングリールのおすすめの1個入り

購入時の注意点(ベアリングは付属しないので、合わせて購入しましょう)

LIVRE(リブレ)「Fino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)」にはベアリングが付属していません。

ベアリングはノブ1つに対して2つ必要になります。

ベイトリールにノブを2つ取り付ける場合はベアリングを4つ用意してください。

おすすめのベアリングはこちら↓↓

ハンドルノブには、そこまでハイクラスのベアリングは必要でないので、純正品同等のリーズナブルなベアリングをピックアップしました。

まとめ

LIVRE(リブレ)ハンドルノブFino(フィーノ)、Fino+(フィーノプラス)とは?

三重県亀山市に拠点を構える「有限会社メガテック」のカスタムパーツブランドLIVRE(リブレ)から販売されているチタン製のI型ノブ(平ノブ)で、特に軽量性と感度に優れています。

Fino(フィーノ)とFino+(フィーノプラス)の違い/使い分けを知りたい
スクロールできます
FinoFino+
扱い方2本指で軽く握る
(人差し指/親指)
→繊細に巻く
3本指でしっかり握る
(人差し指、中指、親指)
→パワフルに巻く
釣りのスタイルライト/フィネス~バーサタイルパワー/ストロング
リール・スピニングリール~2500番
・ベイトフィネスリール
・スピニングリール(パワーフィネス)2500番~
・ベイトリール
リールの番手はシマノ基準です。
Fino(フィーノ)とFino+(フィーノプラス)のインプレを知りたい
魅力3選
  • チタンノブでは希少なI型ノブ(平ノブ)
  • LIVRE(リブレ)ノブでは感度No.1
  • 高い加工精度による製品の品質(ガタつき極少)
気になるところ3選
  • 価格の高さ
  • 他素材/他LIVRE(リブレ)ノブより小キズが目立つ
  • メタリックな見た目は好き嫌いが分かれる

カスタムパーツは在庫の有り時が買い時ですので、この機会をお見逃し無く。

↓ベイトリールにおすすめの2個入りセット

↓スピニングリールのおすすめの1個入り

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この記事を書いた人

長いブランクを経て、子どものころに親しんだ釣りを2016年~再開しました。おかっぱりのバスフィッシングをメインに琵琶湖、瀬田川、淀川のほか関西のリザーバーに出向いています。最近はリールカスタム沼に足を踏み入れています。シマノ派です。

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