リールのハンドルノブをカスタムしようとしても、種類がたくさんありすぎて、どれにしようか迷いますよね。
よく調べずに購入すると、イメージ違いに後悔したり、用途が合わずに釣果を下げてしまうこともあります。
今回は、そんな失敗を避けるためにも、「カスタムパーツに大金を注ぎ込んだリールカスタムマニア」の筆者が厳選した「mibro(ミブロ)3Cハンドルノブ」を紹介します。
mibro(ミブロ)3Cハンドルノブは、こんな方におすすめです。
- 三度の飯よりクランクベイトが好き
- 個性派のハンドルノブを探している
- ハンドルノブはEVAノブを選びたい
この記事では、次の内容をお届けします。
※見出しをクリックすると、その内容までジャンプします。
ハンドルノブは「リールとあなたを繋ぐ一番の接点」です。
mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブを使うことで、釣りの快適性、さらには釣果アップに繋がって、皆さんの釣りライフがより豊かなものになります。
ぜひ最後までお読みください。
基本情報
まずはmibro(ミブロ)の3Cハンドルノブの基本情報をお伝えします。
mibro(ミブロ)とは?クランカーで有名な塚本謙太郎さんがプロデュースするルアーブランド
mibro(ミブロ)は日本を代表するクランカーのひとりである塚本謙太郎(ツカケン)さんがプロデュースするルアーブランドです。
mibro(ミブロ)のルアーでは「デリンジャー」や「フューリー」といったクランクベイトが有名です。
ちなみに塚本謙太郎さんは元シマノの開発者としても有名です。
インジェクションにしかできない泳ぎを追及したブランド
http://mibro.info/?page_id=10
3Cハンドルノブの3Cとは?Control/Concentration/Confidence「3つのC」
- Control=操作性
- Concentration=集中力
- Confidence=信頼
mibro(ミブロ)の「3C」ハンドルノブは3つのCをコンセプトにしたハンドルノブです。
個人的にはConcentration=集中力を維持するためのタックル選びには相当に気を配っていますので、カスタムパーツのコンセプトにこのワードが出てくると共感が持てます。
http://mibro.info/?page_id=1765
試してわかった「おすすめの用途」と「魅力5選」(インプレ)
ここではmibro(ミブロ)の3Cハンドルノブの試してわかった「おすすめの用途」と「5つの魅力(インプレ)」をお伝えします。
おすすめの用途(クランカーは試して損ナシ)
3Cハンドルノブは開発者のクランクベイト愛が溢れていますので、中量級(1/4oz~1/2oz)のハードルアー、特にクランクベイト等の巻き物の釣りを多用する方におすすめです。
ビックベイト等の重量級を扱うには少し心もとない印象です。
①考え抜かれた形状が生み出す安定感
バスフィッシングで使用する多くのリールの純正ノブは平型ですが、mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブの形状は丸型です。
丸型のハンドルノブのメリットはどこを握っても面が同じであることです。
釣りの一連の動作において、ハンドルノブは断続的に触ることが多いのですが、平型の場合は、「無意識に」平らな部分を指で探すことになります。
この平型ノブ特有の無意識動作がストレスに繋がったり、巻き始めにわずかな差を生むことになりますが、丸型ノブにはこれがありません。
またmibro(ミブロ)の3Cハンドルノブは丸型に加えてフランジ状に広がった形状であるため、フッキングなどの瞬発的な動作や手袋をつけた状態での使用においても、すっぽ抜けが少なく、安定して巻き取ることができます。
クランカー塚本謙太郎さんが作ったハンドルノブということだけあって、クランクベイト等の巻き物に向いた仕様になっています。
②EVA素材のグリップ力
EVAとはEthylene Vinyl Acetate Copolymer(エチレン・ビニール・アセタート・コポリマー)の略称で、用途が広く優れた熱可塑性合成樹脂のひとつです。
EVA素材の特徴5選
- 純正品と比べて重量増に繋がりにくい
- 寒さに強く低温下(~-20℃)でも硬くなりにくい、手触りが良く、グリップに優れる
- 水分や紫外線に強く、アウトドアかつ水辺が舞台の釣りに最適
- 様々な形状やカラー展開に対応できる
- 高温に弱く、60℃~では変形の恐れ有り
こうして見るとEVA素材は抜群に釣具向きな素材であることがわかります。
また冬場に触り続けていても冷たくない(集中力が保てる=釣果に繋がる)という点もメリットのひとつですね。
mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブは硬めのEVA素材
好みがわかれるところですが、私はEVA素材は硬めが好きです。
mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブは「硬めのEVA素材」ですので、私の好みにドンズバで、かつ感度が高い(特に巻き物)です。
EVA素材の硬さ比較
私が所有する他のEVA素材のハンドルノブと硬さを比べたところ、AvailのEVAハンドルノブ(スリムノブ)とほぼ同じ硬さであるように感じました。
DRTのEVAハンドルノブはmibro(ミブロ)の3Cハンドルノブと比べて少し柔らかかったです。
硬い番手のEVA素材を使っている事と、高強度アルミシャフトと組み合わせる事で、余分な鳴り(ノイズ)を抑え、必要な情報を正確に伝えてくれます。
http://mibro.info/?page_id=1765
③38mmのちょうど良いサイズ感
mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブの38mmというサイズ感は通常は2本指で巻いて、魚がかかったタイミングでは力を込めて3本指で巻くことが可能です。
これが概ね36mm以下のショートノブとなると、2本指での使用が基本になるため、mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブは、3本指への対応もできる「大きすぎず、小さすぎない」絶妙なサイズ感になっています。
④豊富な(攻めた)カラーバリエーション全10色
mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブの一番の特徴はカラーバリエーションです。
豊富に展開するカラーはすべてカモフラ柄で標準は全10色です。(別注を除く)
食わず嫌いはもったいない
超攻めの個性派ゆえに正直好みがわかれるところです。
かつての私もそうでしたが、人によっては、このカラバリがデメリットになることもあります。
ただし、カラバリのみで毛嫌いするには、もったいない性能を有しています。
また、実はモノトーンの落ち着いたカモフラ柄(#04、#06)も展開していますので、食わず嫌いせずに使用感を味わってほしい良品です。
同リール複数台をタックルに組み込む派には色違いでの導入もおすすめ
EVA素材のカスタムハンドルノブはそもそも黒1色展開であることが多いですが、mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブなら豊富なカラー展開があります。
例えば20メタニウムのギア比違い2台をタックルに組み込んでいる方には、HGを#01ウッドランドカモフラージュに、XGを#10トロピカルカモフラージュにして、瞬時に使いたいタックルを見極められるようにする等の使い方もおすすめです。
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岐阜の名店「LURE&BOAT Back Lash」別注のブラックソリッドカラー
岐阜県岐阜市のルアーフィッシングショップの名店「LURE&BOAT Back Lash」さんでは、mibro(ミブロ)3Cハンドルノブの別注カラーが販売されています。
カラー名は「Black Solid(ブラックソリッド)」という無地のブラックカラーです。
標準のカラー展開のカモフラベースは個性的であるがゆえ、正直「万人受け」しづらいものになっています。
そんな方にも別注カラーのブラックソリッドはおすすめです。
人気かつレアものですので、現在は売り切れになっていますが、再販の可能性もありそうなので、公式のSNSやブログでの定期的な情報収集がおすすめです。(ちなみに直近に販売されたのは2021年7月でした)
カモフラ柄もいいですが、やっぱり標準のラインナップでソリッド(無地)で複数カラー展開してほしいですね。
⑤良心的な価格設定
mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブは2個入りで3,500円(税抜)と良心的な価格設定です。
同等レベルの他社製EVA素材のハンドルノブに比べると、2,000円程度安いことがわかります。
※条件を揃えるためにノブキャップあり、ベアリングなしの状態で比較しました。
- Avail 1個2,700円(税抜)、2個5,400円(税抜)
- スタジオコンポジット 1個3,600円(税抜)、2個7,200円(税抜)
- シマノ(夢屋) 2個6,000円(税抜)
- ダイワ(SLP) 1個2,600円(税抜)、2個5,200円(税抜)
取扱店について(HEDGEHOG STUDIO-ヘッジホッグスタジオがおすすめ)
mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブを買うなら、リールチューニング専門店「HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)」がおすすめです。
また先ほど紹介した限定カラーを買うなら「LURE&BOAT Back Lash」の一択です。
取り付け方法(公式ブログ&公式YouTube)
mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブ取り付け方法は公式ブログと公式YouTubeがわかりやすいので、「塚本謙太郎のブログ」「mibroTV」のコンテンツを紹介します。
シマノとダイワでは取り付け方法が異なりますので、注意が必要です。
リールカスタムの初心者でも対応できる簡単な作業です。
購入時の注意点(ベアリングは付属しないので、合わせて購入しましょう)
mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブはスペーサー、シムは付属しているものの、ベアリングは付属していません。
ベアリングはノブ1つに対して2つ必要になります。
ベイトリールにノブを2つ取り付ける場合はベアリングを4つ用意してください。
おすすめのベアリングはこちら↓↓
ハンドルノブには、そこまでハイクラスのベアリングは必要でないので、純正品同等のリーズナブルなベアリングをピックアップしました。
まとめ
- mibro(ミブロ)3Cハンドルノブとは?
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日本を代表するクランカーのひとりである塚本謙太郎さんがプロデュースするルアーブランドmibro(ミブロ)のハンドルノブです。3Cは商品コンセプトである3つのCが由来です。
- Control=操作性
- Concentration=集中力
- Confidence=信頼
- どんな用途に向いているか
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mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブは開発者のクランクベイト愛が溢れていますので、中量級(1/4oz~1/2oz)のハードルアー、特にクランクベイト等の巻き物の釣りを多用する方におすすめです。
- インプレを知りたい
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mibro(ミブロ)の3Cハンドルノブのインプレは5つの魅力にまとめました。
- 考え抜かれた形状が生み出す安定感
- EVA素材のグリップ力
- 38mmのちょうど良いサイズ感
- 豊富な(攻めた)カラーバリエーション全10色
- 良心的な価格設定(2個入り3,500円)
正直に言うと、以前の私は「全10色どれもカモフラ柄という攻めたカラーバリエーション」が理由で、購入をためらっていました。
ただ、実際に使ってみると、カラバリに対する微妙なイメージを払拭するほどに「なんか良いかも」という印象が日に日に増しています。
食わず嫌いするには、もったいない商品です。
価格も良心的ですので、皆さんもぜひ一度試してみてください。